2025年7月号|破傷風予防のためにできること
破傷風とは
破傷風菌は土壌や動物のふんに存在し、体内に入ると神経毒素を産生して筋痙攣や麻痺を引き起こします。潜伏期は7〜21日で、口が開きにくい、飲み込みにくいといった症状から始まります。死亡率は30〜40%と高く、発症後は短期間で重症化しやすい病気です。
治療
- 重症化が早いため、入院管理が基本です。
- 抗破傷風人免疫グロブリンを早期に投与することが重要です。
- 回復までに数か月を要することがあります。
予防のポイント
- 創傷の初期対応:流水で十分に洗浄することが基本。
- 防護:屋外作業時には服装・靴・軍手などで皮膚の露出を減らします。
- ワクチン接種:最も有効な予防法です。1986年以降生まれは小児期に定期接種済みですが、免疫は10年程度で低下します。農業や建設業従事者、衛生環境が不十分な地域に渡航する人は10年ごとの追加接種が推奨されます。
- 受診:感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。